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別れの時

別れの時_b0063797_20545230.jpgさんざん遊んだ一週間(5月もNZで一週間遊びとおしたけどね)、
Wendyの家で過ごす時間も1週間になっていた。

楽しすぎたぶんだけ、今は辛かった。一緒に暮す、シンガポール人のFangmingはすごく温厚そうな、おとなしいけど、やさしい印象だった。彼女とはきっとうまくやっていける、新しい友達もすぐにたくさんできる、って思ったけど、今まですぐそばにいて当たり前だった人たちと離れてしまうのは、やっぱり辛くて、この一週間は、なるべくWendyと一緒にすごそうと思った。あたしのお母さん、というにはすごく若いけれど、彼女の包容力に、あたしは何度も助けられてきたし、ちょっと家事が苦手だったり、ムード悪いときもあったけど、あたしは、彼女に自分の母親以上のものは感じていた。

それは、今あたしがオーストラリアにいて、ローマ字書くのがやっと、っていう我が母親は、どう考えても実務的にあたしを助けることはできない、というのは事実だけど、そういう理由でWendyのほうが頼りになる、というのは間違ってるし、決してそんなんじゃない。母であり、教育者である、自立した女性として、(別に彼女がシングルマザーだからそういってるんじゃない)あたしは彼女を心から尊敬してる。

もう気持ちがいろんなことでぐちゃぐちゃだった。出発前よりも、もっとめちゃめちゃだったかもしれない。期待、意気込み、野望、不安、寂しさ。

でも、あたしは自分のことだけをやればいいんじゃなかった。Clear(韓国人の、一緒にホームステイしてるコ)がいる。彼女はまだ英語がぜんぜんできない上に、ホームステイを何か勘違い、というか、Wendyと理解しあえてなかった。結局、あたしが引っ越す一週間後に彼女も引っ越すことになってたけど、あたしがいない一週間、彼女がうまくやっていけるように、準備をさせなきゃならなかった。使ったお皿はちゃんと洗う、洗濯物はWendyかMinchienたちに頼む、シャワーは換気扇をかけながら。。。彼女はそういう基本的ルールがまず守れなかった。
向学心はあったし、天然っぽい明るいコなんだけど、Wendyいわく「ホームステイに5つ星ホテルの待遇を期待してる」という評価を下されてしまっていた。

ホームステイをするからには、単なる興味本位だけじゃすまないことも分かっておくべきだった。
Ozは部屋をあったかくしようとか思わないし、シャワーは短いし、自分もそれになじむことを期待されている、ということを理解すべきだった。そして、もっと求められてのは自立心だと思う。
ガスコンロ(マッチでつけるタイプだった)は自分じゃつけられない、卵は自分でひっくり返せない、確かにあたしはそういうことは助けてあげられるけど、根本は治せない。

昨日、Wendyと散歩に行った。「どうしたらClearは自立できるんだろう、Rieはこんなにうまく自立してるのにね」と、泣いていた。

あたしだって完全に自立してるわけじゃない。でも、常にそうありたいと、思ってる。
自分の足で、どこにでも歩いていける人間に。

別れの時_b0063797_20552713.jpg出発の日は、MiffyとBessyに、色違いのあたらしい首輪をあげた。でも、二人(二匹?)とも随分と、落ち着きがなかった。
「誰かがいなくなっちゃう日は、大抵そうなの」とWendyがいっていた。MiffyもBessyも、あたしを家族として認めてくれてたんだ、っておもって嬉しかった。ゴハン食べてると、いつもやってきて、高くジャンプしたMiffy,「あんたにあげるものなんてないいんだから!」とかいってたなぁ。

Timは前の日の夜に、いつものようにDadのところへいってしまっていた。Timという名前の由来がかかれたキーホルダーをおいてきた。

あたしが住む、College Suquareまで、Wendyが車で送ってくれた。8月のクリスマスディナーには、呼んでくれるっていってた。こっちでは、今が冬だから、伝統的なクリスマス料理は8月に食べるもので、12月はアイスクリーム食べるらしい。
話は、途切れなかった。

手続きを何とか済ませて、部屋に向かった。Fangmingはちょうどでかけていた。北向きの大きな窓からは、夕日も差し込んでて、一人じゃないのに、一人になった気がして、涙がとまらなかった。

ありがとう、Wendy.
by rkubotch | 2005-07-10 20:10

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メルボルンの友達にもらった画像☆これのメッセージカードとTシャツまでもらったのです。そんな仲間に囲まれてあたしはなんだかんだ幸せです☆
by rkubotch
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