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模試の日に思うこと

今日はIELTS pre-exam、IELTS Preparetionのクラスが大教室に集められる。
7割近くがチャイニーズであることに気付く。
よく考えると、言い方は失礼かもしれないけど
レベルの低めのクラスに中国人はいない。
もしかしたら、大学進学決定者コースと、IELTS Preparetionのクラスにしか
いない可能\u24615 性もある。

やっと理由が分かった。
登録日にチャイニーズをあまり見かけなかったのは、
この日は全てのクラスの生徒が集まってて、分かりにくかったのと同時に、
彼らの多くがこっちに来てなかったせいだった。
ビザの手続きが遅れていたのです。

あたしはまだIELTSを受けたことがないのに、
チャイニーズは全員受験済みだった。
彼らはビザ取得に「IELTS4.5クリア」という条件があるらしい。
そういえば、あたしがメルボルン大東京オフィスに行ったとき、
偶然日本在住中国人から電話で問い合わせがあったけど、
英語の要件を満たしていなくて、まずNZに行くように言われてた。

そんなわけだから、IELTSは当然受験してるし、
ビザの手続きにも時間がかかる。
日本人は英語ができなくても簡単にこれちゃうのにね。
「国際的信用」という言葉が、ふと頭をよぎった。

そして、昨日のディスカッションの時間を思い出した。
テーマはメディア。
うちのクラスは中国、タイ、インドネシア、と
時代、程度こそ差はあれ、情報統制をうけてきた(いる)国民で構成されていて、
あたしはすごく楽しみにしてた。

インドネシアのコは「スハルトがいなくなって、メディア的には
ハッピー」みたいなことをいっていた。
そして、気になる中国といえば。

「今はデジタル放送もあるし、民営も国営もある」

だれもそんな答え期待してない。
すくなくとも、あたしと先生は、彼らの口から
media monoplizationとかcensorshipって単語がでてくるのを期待してた。

しかたがない。
自分の1対13になってもいい。
「日本に対してのラディカルな報道は、どうなの?」

Charlesは「検閲は良くないけど、いいこともあるんだよ。
あんまり過激な報道すると、一般市民にも影響がでる」

終了。
もっともな意見ではあったけど、びっくりするくらい客観的だった。
彼らの多くは、今回の反日デモを知らない。
それどころか、驚くくらい日本に対して感情を持っていない。
英語を身につけて、こっちの大学で勉強して、
中国に戻って、いい職について、いい暮らしをする。
驚くほどの向上心、実学至上主義と拝金主義。
彼らにとってもう中国共産党なんてどうでもいいものなのかな。
中国国内で、熱い行動をとり続ける人間がいる一方、
祖国を忘れ、移住を望み、資本主義の恩恵を追い求め、受け続ける人間がいる。

今日、AIKOM生(うちの大学の交換留学生の総称)の春富(南京大学)と
初めてメッセする。
「今回の反日デモを、すごく残念に思ってる」

「僕は日本に来て、日本人はすごく親切な人たちだって分かった。
日本にこれてホントによかったって思ってる。だから、帰ったら
自分の友達には伝えたいんだ、日本人はいい人だよ、って。。。」

あたしは、彼らが急進的な行動にでるのには、日本側にも問題がある。
だから、できる限り、それを解決していきたいって、伝えた。

ホントにそう思う。
今は、一人ひとりの中国人の友達を、
「大切な仲間の一人」として大切にすることしかできないし、
一生それだけかもしれない。
それでも、彼らのココロのなかに、あたしという「日本人」が
生きてくれれば、と思う。
by rkubotch | 2005-04-12 10:50

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メルボルンの友達にもらった画像☆これのメッセージカードとTシャツまでもらったのです。そんな仲間に囲まれてあたしはなんだかんだ幸せです☆
by rkubotch
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